うるあ「えっ?」
私は黒板を見上げた。
日直当番表の名前に
『天音うるあ』
『白石珀翔』
並んだ名前。
珀翔「最悪」
後ろから声が聞こえて振り返ると白石くんだった。
私と同じ日直なの嫌ってこと?
私は思わず頬を膨らませる。
うるあ「ひどい」
珀翔「聞こえてたのか」
うるあ「聞こえるよ」
白石くんは少しだけ気まずそうな顔をした。
放課後になりみんなが帰って日直の私達だけが残った。
黒板を消したり机を整えたり日直の仕事は思ったより多い。
珀翔「これ運ぶ」
白石くんがプリントの束を一人で持ち上げる。
急いで私も駆け寄って持とうとする。
うるあ「私も持つ」
珀翔「いい」
うるあ「でも重そう」
珀翔「重くない」
すごい白石くんって頑固なんだなと私はクスっと少し笑った。
そしたら白石くんが不思議そうな顔で私を見てくる。
珀翔「何」
うるあ「いや」
私は首を振る。
うるあ「前より話してくれるなって」



