【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


お風呂場の鏡に映る自分は何度見ても汚い……。



あんなに綺麗な男の子に、こんな姿を見られてしまったことが少しだけ恥ずかしいな……と思いながら丁寧に体と髪の毛を洗った。




そして、綺麗になりお湯に浸かると少しだけ気持ちがスッキリとして落ち着いてきた。



あの黒髪さんが助けてくれたんだよね……?

素っ気ないし……ちょっと怖いけど、お礼はちゃんと言わなきゃだめだよねっ……!



しっかり温まると湯船から上がり、脱衣所であの黒髪さんから借りた洋服を着ることにした。



けれど、パーカーはかなりでかくてだぼだぼで丈が膝まであるし

ズボンなんてもっと酷くて、ウエストはぶかぶかでずり下がってしまう。



流石にこれはでかすぎて着れない……



とりあえず、パーカーだけを借りることに決めた。