そんな響也くんに私は驚きつつも、なにかあったような苦しそうな顔に、なんて声をかけてどうしたらいいか全然分からなくて……
立ち尽くしていると
響也くんはテーブルの上に用意された夜ご飯に目を向けた。
そして一瞬目を見開くと、冷たい声でこう言った。
「夜ご飯とかいらねぇから、目障りだしもう二度と待たなくていい迷惑。さっさと部屋戻って寝とけ」
聞いたことないような苛立っている口調でそう言うと、響也くんは驚く私を置き去りにして、階段を上っていってしまった。
耳を疑うような言葉たちに唖然と見つめることしか出来なかった。
明るい響也くんしか知らない私は、冷たい目と冷たい言葉に驚きとショックでホワイトボードには何もかけなかった。
だけれど……ひとつ分かるのはなにかに凄く苛立っていて……本心ではないような……そんな気がした。
そして、女の子の香水だけが残った静かなリビングで私はいっとき動けなくて一人立ち尽くし続けた。



