そして時計の針が深夜の1時を回った頃。
───ガチャンッ
静かな寮の玄関から、鍵の開く音がした。
……帰ってきた!
うとうとしていた私は眠気が飛んでいきパッと顔を輝かせ、椅子から立ち上がって今か今かと待った。
すると……思っていた反応と違って……
「……は?」
リビングの扉を開けて入ってきた響也くんは、私を見るなりひどく不機嫌そうに眉を寄せた。
いつもは明るい茶髪を揺らしてニコニコと笑う響也くんとは別人で…春琉くんの言う通りとてもイライラとしていた。
私を見る目は、すごくすごく冷たかった。
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