【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


みんなには…そう言われたけれど…気になる……。



毎日夜帰ってこないなんて…なにしてるんだろう…?

なんかあったのかな?

あの響也くんが機嫌悪いってそんな事ある?

いつもの笑顔からは全然想像できない



次々と生まれる疑問に、みんなが部屋に戻り静かになったリビングで私は一人キッチンの片付けをする。



みんなが響也くんは夜ご飯も食べないと言ってたけれど…私は響也くんの分にラップをかけた。



その後もみんなの食べた食器を洗ったりキッチンを綺麗に掃除したりしていた。



だけれど、全然帰ってこない…。



後片付けが全部終わっても全然帰ってこない響也くんがだんだん心配になってきて



一人でリビングをうろうろと落ち着きなく歩き回った。



しばらくしてダイニングテーブルに座り、ポツンと置かれる響也くんの分の夜ご飯を頬杖を着きながら見つめた。



余計なお節介かもしれないけれど、気になると止められない私は

春琉くんに止められたというのに……待つことにした。




この選択が間違いになるとは思わなくて……


待つことを決めた私は静かなリビングで眠い目を擦りながらひたすら待った…。