だけど全然彼には伝わってなくて、綺麗な顔で睨まれる。
ひっ……!!ご、ごめんなさい……っ
彼はサラサラな綺麗な黒髪を揺らしながら立ち上がると、すごく身長が高くて威圧感が半端ない。
そして、小さな私を上から見下ろすと
「……なんかないわけ?」
不機嫌そうにギロリと綺麗な顔で睨まれるけれど、声はもちろん出ない。
えと……ど、どうしよう……っ
オロオロとする私に冷たい声が降ってくる。
「はぁ……まぁいいや。話は後で聞くからとりあえずお前汚れすぎ、風呂入ってこいよ下の階にあるから」
不機嫌そうにため息を吐いた黒髪さんが、部屋から部屋着とタオルを持ってきてかしてくれた。
ぶっきらぼうに渡された部屋着とタオルを受け取ると、私は慌てて頭を下げる。
黒髪さんは、素っ気なく扉を閉めて部屋に戻っていってしまった。



