【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


俺は自分で言うのもなんだが、人一倍見た目がいいのを知っている。

そのせいで、昔から女絡みのめんどくさい事に巻き込まれてきた俺は女が嫌いだ。



こいつも目が覚めたらめんどくせぇかもしんねぇー…、最悪だ。



一緒の空間にいるのが耐えられない俺は、部屋の外の扉にもたれ掛かり、その女が目覚めるのを待つことにした。



はぁ……早退したのにとんだ厄日だな。こんなんなら早退しない方がよかっただろー……。



ため息を吐きながら扉の前で座り込みスマホをいじりながら待つことにした。


あっという間に時間が過ぎていき、既に夕方になっていた。



あー……だりぃ。まだ起きねぇのか?



そう思っていると部屋から小さな足音が聞こえてきた。


起きたのか?と、立ち上がろうとしたが、立ち上がる前に開いた扉が頭を直撃した。



……いってぇ……まぢで最悪



睨みながら振り返るとビックリして目を見開く女が出てきた。