【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


目を開けると、知らないベッドに眠り、知らない天井が目の前に広がっていた。



「……っ…」



あの日から私は声が出ない……。



ここは……どこだろう……?




重たい体を起こすと、キョロキョロと部屋を見渡すが、全然知らない場所。




意識が遠ざかる前に、誰かが声をかけてくれたような……




そっと視線をあげた先にある鏡に映る私は、ボサボサの頭に顔中に泥がつき汚れていた。



見た目も酷い上に着ていた洋服もボロボロで……とてもやばい。



こんな格好でベッドに入ってしまったことに申し訳なくて、心の中でため息が出た……。