すると、怒っていると思っていた春琉くんは
「……ったく。何やってんだよ…足いてぇんだろ?あがったら呼べっつったろ?」
呆れたような心配しているような、でもどこかホッとしたような声だった。
春琉くんはソファから立ち上がると、私の前にやってきて、肩にかかったタオルを手に取ると私の頭を優しくゴシゴシと拭く。
「はぁ…んとに…髪の毛びしょびしょすぎ。出会った日もびしょ濡れだったな…」
ぶっきらぼうな物言いだけどタオルの隙間から見える春琉くんは、少しだけ懐かしむような…そしてすごく優しくて温かい目をしていた。



