【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~



みんなの自己紹介が終わると、白波くんが口を開く。



「で、なんか聞きたいことある?」



ずっと聞きたかったことがある私は、ペンをスラスラと走らせる。



【私を助けてくれたのは白波くんですか?
助けてくれてありがとうございます。】



そう書くと私は深く頭を下げた。



本当に助かりました。ありがとう。



そんな気持ちを胸に、下げてた頭をあげると私を見つめる彼と目が合う。



「気にすんな、つーか家で苗字呼びもなんだから下の名前でいい。コイツらもな。

それで……、学校帰りの道にお前が倒れてたわけだけど、何があったわけ?」



みんなも名前呼びでいいよっと言ってくれると、私と春琉くんのやり取りを静かに見守ってくれる。



何があった……か。
一言では言えないほど、いろいろありすぎて……うーん……。



中々書く手が動かない私。