母を召使いみたいに扱う父が、この世で一番嫌いだ。自分は家事を何もしないくせに小言ばかり並べる。気に入らないならお前が全部やればいいだろと思うのは極論なのか。毎日毎日、夕飯を食べたら皿も片さず横になる父は、クソみたいにでかいイビキを響かせる。不快な音が耳に突き刺さる。胸の奥の奥がマグマのように熱くなる。包丁を引っ掴む。しっかりとした感触がある。一点を見つめて想像する。父のパンパンに膨らんだ腹を刺す。