婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



女のような感触とふわりと漂う甘い匂いを嗅いでから、俺の脳内は完全に混乱しだしていた。



俺はリオを意識しているのか?

それとも……こいつがリリィにあまりにも似ているから……なのか?



脳天気なこいつから甘い匂いが鼻をかすめる度に、理性を保つためこいつは男だと自分に何度も言い聞かせる……


だけど……どうしてもリリィがチラついて理性がぐらぐらと崩壊しだす。



そして……遂に

俺の理性の糸がぷつりと音を立てて切れる。



「……リオっ!!」

「ふえっ!?わああっ!?」



俺は背中に乗っていたリオの手首を掴むと、そのままベッドの上に激しく押し倒した。



ドサッ……!!!