ギルside
「は……?お前、何を考えて……」
突然のことに思考が停止した。
俺のいない間にアルとレオと仲良くなっていたこいつが面白くなかった俺は、少しからかってやるつもりだったが……細くて白い華奢な手首が目に入ると……どうしても男のものに見えなかった。
その瞬間女?と頭によぎると同時にリリィに重なるこいつ。
リリィに見えると共にまた朝のように理性が崩れそうになる俺は、手を離して離れた。
それなのに……こいつは信じられないことに俺をベッドに寝かせると俺の上に跨ってきたのだ。
「動き回ったらダメですよ〜っ!じっとしててくださいねぇ〜!ほぐしていきますよっ!」
俺の葛藤を知らないで、上から降ってくる声は、なんとも楽しそうで脳天気な声。
こいつを見てると何から何まで…リリィに似ていて未だに見つからない彼女を思い出しため息が出る。
「えいっ、おいやっ!どうですかギル様?気持ちいいでしょっ!」
楽しそうな弾ませる声を俺にかけながらその小さくて細い両腕で全力で体重をかけて押し込んでくる。



