……なんだこれ……俺の胸はおかしいし、なんなんだよこいつ!
と思ったけれど、隣でヘラヘラと笑うリオに力が抜けた俺は同じように空を見上げてみた。
……なんだこれ……
………初めて芝生の上に寝転がって二人で並んで見る空は、驚くほど青くて、バカみたいに綺麗だった。
大好きな兄上に少しでも追いつきたくて、貴族の子息として必死に頑張ってきたけれど。
……こんな日があっても……いいな。
心の底から、そう思った。
今日の俺はやっぱり変で、隣でバカみたいに笑うリオが、なぜだかもの凄く可愛く見えて胸の中のドキドキは止まらなくて……
やっぱり胸が……変な感じだ。
今まで感じたことのない自分の気持ちの変化と胸の鼓動に、これは一体なんなんだろう?と戸惑っていると。
「───おや。こんなところで仲良くお昼寝かい?」
頭上から、優しい口調の割に恐ろしい雰囲気を纏った声が降ってきた。



