だけど、彼女の暴走はこれだけでは終わらなかった。
リオは花畑の近くにあった綺麗な芝生まで再び俺の手を取り引っ張っていくと、躊躇なくその場に仰向けに寝転がった。
「レオ様っ!!ここで寝っ転がると最高に気持ちいですよぉーっ!」
服が汚れることなんてまったく気にしていないその姿に、俺は呆れを通り越して、やれやれとため息をこぼしながらリオの隣に腰を下ろした。
「……お前、本当に侯爵令嬢かよ……」
年下の俺に呆れられているというのに、リオは芝生の上で楽しそうに笑っている。
「レオ様はまだ十歳なんですから、そんなにお行儀よくしていたら疲れないですか?楽しまないと損ですよ!」
「子供扱いするなっ。俺は別に疲れてなんて……」
「ほらぁっ!」
そう言った瞬間、隣で寝転がってたリオは起き上がると俺に向かって両手を広げて勢いよくダイブしてきた。



