婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



そのまま、ぐいぐいと俺を引っ張って走り出す。



まぢで……本当に女なのかよ?!
こいつ、いつも強引すぎっ!!



心の中で悪態をついていると、リオが連れてきてくれたのは


「公爵邸に初めて訪れた時に見かけたのっ!来てみたかったんだっ」


そう言って笑うリオの後ろには、すごく綺麗な花畑が広がっていた。



あたり一面に、色とりどりの花が咲き誇っていて、ここは屋敷の中でもあまり知ってる人間が少なそうな場所だった。



「わぁぁあ!!見てくださいレオ様!すっごく綺麗じゃないですかっ?」

「あ、あぁ……綺麗だな」



二人でその景色を見つめながら、本当に綺麗で素直に言葉にする。