突き放されてしまったけれど、レオ様が助けてくれた嬉しさで私は満面の笑みを浮かべる。
「助けてくれて、本当に本当にありがとうございますっ!すごく!すごく!嬉しいですっ」
「……べつに……っ
…それより…お前さ……どこかで見たことある気がするんだけど……」
視線を逸らしてたレオ様は、視線を私に向けると私の顔をじっと見つめる。
誤魔化せる気がしない私は視線を泳がせながらえへへ…と気まずく笑う。
「実は……私ギル様の婚約者のリリィです……。
ギル様から逃げたつもりだったんですけど……ちょっとした手違いで……まさかの本陣であるこのお屋敷に自ら突撃してしまいました……えへへ」
私の正体を知ったレオ様は信じられないものを見るような目で、私を見ると驚きで口が開いている。



