───ポトッ
後ろの芝生の上で、何かが落ちる奇妙な音が響いた。
「へ……?」
嫌な予感がして、私は恐る恐る後ろを振り向く。
そこには……頭にあるはずの茶色のショートカットのカツラが転がっていた。
あ……、やってしまった……。
慌てて自分の頭に手をやると、自分の髪の毛の柔らかな感触があり、視線を自分の胸元に下ろすと、淡いピンクの髪の毛が初夏の気持ちのいい風と一緒にさらさらと揺れていた。
恐る恐るレオ様の方に視線を戻すと、レオ様は私のふんわり揺れる髪の毛と、地面に落ちたカツラを交互に見て、顔を引きつらせていた。
そして、ものすごく驚いた顔で私を凝視すると震える声でこう言った。
「お……お前……女……っ!?」



