婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


食堂の大きな窓へと全速力でダッシュする。


「リ、リオ殿!?何をされる気ですか!?」

「遊びに行ってきまぁぁーすっ!!」


窓を開けると、私はレオ様を抱えたまま、二階の窓から迷わずお庭へと飛び降りた。


「うわぁぁああ!!!なにやってんだぁあぁ!!!このクソひょろ男ーーー!!!」


レオ様の絶叫が青空に響き渡る。


ルリがよく叫んでいたことを思い出して落下していく中、呑気にルリ元気かな?と考えていた。


レオ様は恐怖のあまり私に思いっきりしがみついていた。


そして…………ふぁさっ。


なんだか私の頭が軽くなったような…なってないような……。


けれど、そろそろ着地体制に入る私は、そんなことを気にする余裕はなく、一階の芝生の上へとしっかりレオ様を抱きしめながら着地する。


──ドスンッ!!