婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


そのまま、暴れるレオ様を抱えて食堂の大きな窓へと全速力でダッシュする。



その姿に目を見開き驚いている、執事様。


「リ、リオ殿!?何をされる気ですか!?」



私はレオ様を抱えながら、窓に足をかけると執事様に振り返る。


そして、にっこりと微笑む。



「遊びに行ってきまぁぁーすっ!!」

「……はい?!?!」



そして、私はレオ様を抱えたまま二階の窓から迷わずお庭へと飛び降りた。



「レオ様!?!?リオ殿?!?」



そんな慌てた声が上から聞こえて、私の腕の中では



「うわぁぁああ!!!なにやってんだぁあぁ!!!このクソひょろ男ーーー!!!」



そんなレオ様の絶叫が青空に響き渡るのだった。



なんだかこの感じ懐かしいなぁ〜



ルリがよく叫んでいたことを思い出して落下していく中、呑気にルリ元気かな?なんて考えていた。


レオ様は恐怖のあまり私に思いっきりしがみついていた。



そして、落下していく中……ふぁさっ。



ん……?なんだか私の頭が軽くなったような、なってないような……。



そう思ったけれど、そろそろ着地体制に入る私は、そんなことを気にする余裕なんてなくて


しっかりレオ様を抱きしめながら外の芝生の上へと着地する。



──ドスンッ!!