婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


悪態をつくレオ様の文句なんて可愛いもので右から左へ受け流し、私はレオ様の隣の席に腰を下ろすと、用意してもらった朝食をパクパクと食べ始めた。


「もぐもぐ……。そう言えばレオ様って何歳なんですか?」


「……十歳だけど。お前に関係ないだろ!」


「十歳!やっぱり可愛いなぁ!今日はこれから何するんですか?」


「何もしないよ!庭を散歩するくらいだ!」


口では「あっちに行け」と悪態をついたりするけど、質問すると律儀に答えてくれるレオ様が可愛くてたまらない。


前世の弟とご飯を食べているような温かい気持ちになって、私はニコニコと笑いかける。