実は前世の私には、生意気だけど世界一可愛い弟がいた。
だけれど、モラハラ男と付き合ってた私は、束縛されてから大好きな弟に会うことすら許されないまま人生を終えてしまった。
目の前で、生意気そうに怒っているギル様そっくりの少年は、あの頃の私の生意気な愛しい弟と重なった。
何この子っ!すっごく生意気……っ!
だけど、そこがめちゃくちゃ可愛いっ!!
あぁ……もうだめ……。
この世界にきてからというもの、自由に生きすぎた私は、我慢というものを前世に忘れてきたようで
いつの間にか、我慢ができずに可愛いすぎるレオ様に近づいていく。
「なんだよ?」と、目の前で怪訝な顔をするレオ様に、両腕を伸ばす。
そして、理性が崩壊した私は可愛いすぎるレオ様を気がつけば思いっきり
ぎゅうーーーっと抱きしめていた。
「可愛い!可愛い!可愛いすぎますーー!!僕こういう生意気で可愛い弟が欲しかったんですっ!!可愛いいぃぃぃいっ!!」
「なっ……お、え、はっ!?」
興奮する私にはレオ様が、可愛い弟にしか見えなくて更に強く抱きしめる。



