何この気まずい反応!!両手はまずかった?!間違えちゃった?!
うわぁぁあ〜っ!私のバカぁあぁ!
「え、あ、あのっ……何かおかしかったですか?」
急に黙り込んでしまったアル様に慌てる私は、彼の顔を不安で覗き込む。
すると、ハッとした顔をした彼は再び微笑んだ。
「いや、なんでもないよ。
男に両手で手を握られたのが初めてだったから、ちょっとビックリしただけ、かな
それより、アル様なんて堅苦しい呼び方じゃなくてアルでいいよ」
「そ、そういうわけにはいきません!
騎士様を呼び捨てにするなんて!
…あ、あの…そう言えば、気になってたんですけど、アル様はギル様と仲良しなんですか?」
優しそうな人で安心した私は、不思議に思ってたことを質問する。
「あぁ……何?俺たちのこと気になる?」
「き、気になるというか……やけに親しげに見えたので」
「そう?まぁあいつとは幼馴染で腐れ縁だからね〜」
「なるほど、そーなんですねっ」
すると、前を歩いてたアル様がピタッと立ち止まると私に振り返る。
振り返ったアル様の目は、少しだけ鋭くて、疑うように私を見ている気がした。
……気のせいだろうか?
「……そんな事よりさ、俺からしたあいつがこんなに頼りなさそうな君を専属にした事の方が気になるけど
……本当に珍しいこともあるんだねぇ?」



