婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



「さすがに女じゃない私を見つけることはできないでしょ?ふふふふっ!ワクワクしてきちゃったなぁ!」



私はこれから男装執事のリオとして生きていくことを決意した。
執事なら衣食住もあるしこれなら生きていけるに違いない。



そして、最後にルリと両親に手紙を残した。


【修行してきます。私は元気です。】



「うん!これでバッチリ伝わるよね!」

手紙もしっかり書けたし、おっけーね!!




全ての準備を終え窓に足をかけると、最後に部屋を見渡す。



ルリや両親と会えなくなるのはとても寂しい……。


だけれど、結婚だけは無理なの……男は付き合ったり結婚したりすると、豹変するのを私は前世で身をもって知っている。


前世の二の舞にだけはなりたくない……だから……ごめんねっ!!



寂しい気持ちをグッとこらえると、前だけを向いて部屋から飛び降り夜の街に向かったのだった。