「ふふふっ……ねぇレオ様、前に言ってくれたこと覚えてますか?」
「……なんだよ?」
「実は私……、婚約者としてこの屋敷に戻ってきましたっ!!!」
「……は?!……本当か……?!」
「はいっ!本当ですっ!これからはずぅぅううぅっと一緒にいれますね?
レオ様は……うふふ……もう私の義弟ですねっ!!だからもう遠慮なく抱きつき放題ですっ!!!」
「はぁ?!そ、そういう事じゃないだろっ!!わぁぁー!!離せっ!!」
大騒ぎして叫ぶレオ様。
あまりの騒がしさに、お屋敷の中からは、さらに二人の人物が出てきた。
「……へっ……リオ様……?!」
ぽかんと口を開けて驚いているのは、メイドのミア。
そして、その隣から淡いアメジスト色の髪の毛を揺らして出てきたのはロキさんだった。
……大好きなみんなが勢揃いだっ!!!
「……これは、かなり驚いたね……」
そんなロキさんの呟きにレオ様からパッと手を離すと、二人の元へと笑顔で駆け寄る。
二人は女であることには気づいてたけれど、私の正体を知らない。
こんな怪しい私のことを事情も聞かずに、黙っててくれたいい人たちなのっ!!
私は今日初めて正体を明かす。
二人の前でにっこりと笑い、改めて自己紹介をする。



