ギル様と喧嘩をしたあの日から数日がすぎた。
あの日から気まずすぎて、仕事をぼいこっとしている。
思いっきりギル様を避けていた。
まずいとは思うけれど……、お茶会で真実を見るまではどうしても会いたくなかった。
だって、やっぱりモヤモヤしていてもギル様を見るとやっぱり胸がきゅんとして好きだと思うしかっこいいし……。
こんな状態で心を揺さぶられたくないっ!
浮気だったら許さないんだから!!
そんなこんなで、気合いで逃げ切っていた。
お茶会まであと数日という今日も、誰も来ない客室をミアに教えて貰って、その部屋に引きこもりだらだらと過ごしていた。
枕に顔を埋めてだらだらしていると扉の開く音が聞こえた。
────ガチャンッ
「ミアー?お茶の時間ー?」
枕に埋めてた顔を持ち上げ起き上がろうとした瞬間、手首を掴まれた私はふわっと仰向けにベッドの上に逆戻り。
「……へっ」
何が起きた?!とびっくりして閉じてしまった目を開くと、綺麗な青い瞳がじっと私を見つめていた。
「ギ、ギル様!!!!な、なんでここにっ!!」
「なんでだろうなぁ?」
私の上で、余裕そうに笑うギル様は、綺麗な黒髪をサラサラと揺らしながら今日もこれでもかってほど整った顔をしていた。



