「は?……なにをしている?」
上着に手をかける私に驚いているギル様を無視すると思いっきり上着を引っ張って剥ぎ取った。
「こんな女の匂いがする上着なんてこうしてやるわぁぁー!!!!」
とても高級そうな上着をぐしゃぐしゃにすると近くにあった窓に思いっきり投げた。
窓から飛び出していった上着を唖然とした顔で見つめるギル様。
「お、お前……は?」
驚いているギル様を無視して私は、涙をこらえて睨みつけながら叫ぶ。
「ギル様の浮気者おおおぉぉぉーっ!!!!!最低最悪です!!」
私の大声が廊下に響き渡った。
そして、綺麗な青い瞳を丸くさせてるギル様に最後に言い放つ。
「ギル様なんて大嫌いっ!!!」
そして私は思いっきり玄関の扉を開くと涙をこらえて走って逃げた。
バカバカバカバカ!!
ギル様のバカ!!!!
後ろからは、焦るギル様の声が聞こえてきた。
「おい、待て!!!リオ!!!」



