こんな状況なのに、本気で純粋そうに心配そうにするリオの優しい声。
はぁ……全然だめじゃん。
これじゃあ本当に敵わないじゃん……。
俺には、ギルに向けたような恋する顔をさせてあげられないんだね……。
それどころか、男の俺に押し倒されているのに……人の心配をするなんて……はぁ
深くため息をはくと、リオの上からゆっくりと身を引いた。
「はぁ……本当に、リオには何から何まで敵わないなぁ……何でもないよ……悪かったね……」
「えぇ……本当ですか?でも、すっこぐ辛そうな顔をしてましたよ……」
心配そうにするリオに振り返ると、いつも通り無理矢理笑顔を作った。
「……ねぇ、リオ」
「はい?」
「俺……ギルとの恋の応援なんて、絶対にしてあげないからね?」
「……なっ!!きゅ、急になんですかそれっ!!」
意地悪に笑ってリオに伝えると、リオは目を丸くしたあと可愛いく怒っている姿に俺はくすくすと笑う。



