リオのいるベッドにゆっくりと近づくと、リオの頬に手を添えて、耳元で囁く。
「ねぇ、リオ……ギルにだけそんな顔するなんてずるいよ、俺にもそんな顔をしてよ……」
「へっ?!そ、そんな顔って……どんな顔ですかっ!!!」
目を見開き慌てて俺を見つめるリオを見て思わずため息が出そうになる。
「えー……自覚、ないんだ?そうだねぇ……まるで恋をしているような、とっても可愛いらしい顔……かな?」
「なっ……!!そ、そんな……顔に出てましたか?!は、はずかしい……っ!!」
リオは顔を両手で覆うと、ベッドの上でじたばたと悶え始めた。
まるで恋を肯定する姿に、さらに胸がザワザワとして悔しさが溢れていく。
あんなに……逃げ回っていたくせに……。



