婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



「ミア……聞いてくれる?」

「なんでも聞きますよ?どうぞ?ふふっ」


勇気をだして尋ねる私に、優しく笑うミア。

優しい雰囲気のミアに思い切って、今までのよくわからない私の気持ちを吐き出した。


「最近ね……ギル様がなんだかキラキラしてかっこよく見えるの……。それにね?!他の人には感じない不思議なドキドキがあるの。それに最近は胸が痛い時もあるし……」


「なるほど、どんな時に胸が痛くなるのですか?」


「……最近だとギル様がクリスタル様とお茶会に行った時だったかなぁ?モヤモヤというか胸がチクチクするというか……私どうしちゃったんだろう」



うーんと悩む私に、ミアが優しく髪の毛の泡を落とすと、きっぱりと言い放った。


「リオ様……、それは完全に恋ですね!」

「こ、恋……?!私がギル様に?!」


「モヤモヤしたり胸が痛いのはヤキモチですねっ!キャー可愛いっ!!ふふふ」



その言葉に一気に恥ずかしくなって、顔が赤くなっていくのがわかった。


これが……恋!!!!


改めて自分の気持ちを自覚してみると、胸がきゅんとした。