婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


そんなことを考えていると、後ろからくすくすと笑い声が聞こえる。



「ふふっ……それにしてもリオ様、さっき旦那様に抱っこされている時は、お顔を真っ赤にされていましたね」


「えっ……!!そ、そんなに赤かった?!」



驚いて振り返ると、ニヤニヤした顔で私を見ていた。



「はい、それはとてもとても真っ赤で可愛いらしかったですよ?もしかしてリオ様って旦那様のこと好きなんですか?」


「……なっ!!!す、好き?!?!私がギル様を?!?」



私って他から見るとそんな風に見えてるの……?!?

好きって……え?!私が……?!



「どう見ても、恋する乙女のお顔をしてましたよ〜、ふふふっ」



私の最近の胸のドキドキとモヤモヤは……そういう事?



……よし、ミアに相談してみるのもありだよねっ




「ミア……聞いてくれる?」

「なんでも聞きますよ?どうぞ?ふふっ」


勇気をだして尋ねる私に、優しく笑うミア。