婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



そして、慌てた様子のミアに背中をぐいぐいと押される。


「い、いえっ!なんでもないですよ〜!リオ様はこちらへどうぞっ!」

「えぇ?!」


後ろを振り返ると、ギル様はふっと楽しそうに笑っていて思わず声をかける。


「な、何か隠してますっ?!」

「さぁな」

「えぇっ……」


ギル様は一言だけ残すと、レオ様を連れて私とは逆方向に去っていってしまった。


えぇー!!なんの話だったの?
二人ともなんかおかしくない……???


その後、気になりつつもミアにぐいぐい押されるがまま、浴室に連れていかれるとあっという間に服を脱がされた。

手際よく、汚れたカツラも外してくれて、私の髪の毛を丁寧に洗ってくれている。


「ミアったら、ギル様と仲良しだったの?」

「いいえ、そういう訳ではないですよ」


その割には、私の分からない話をしていたけれど、気のせいだったのかな?