その瞬間、昨日あんなに腹が立っていた気持ちがすーっと消えていった。
なーんだ、兄上はリオがリリィてわかってるんだっ!ちゃんと大好きなんだなっ!
てことは、本当に昨日のお茶会はリオを嫌いになったとかじゃないんだな……よかった……。
目の前でドロドロで笑うリオは、むかつくけど可愛いくて大好きだ。
こんなにもとんでもないやつだけどリオとこれからも一緒にいれると思うとモヤモヤが晴れていった。
「なーんだ……、兄上ごめんなさい」
「ふっ……なんのことだ?」
俺の小さなつぶやきに、兄上は目を合わせるとふっと優しく笑った。



