レオside
朝からいきなり突撃してきて、相変わらずわけのわからないリオに言われるがまま強引に手を引っ張られて振り回されてる俺と兄上。
昨日のこともあって俺は兄上とお出かけなんて、すごく嫌だ……気まずい。
だけど、目の前で満面の笑顔で笑う猛獣のリオを止めれる気もしない……はぁ……。
そして、リオが文句をたれる俺に後ろを振り返り満面の笑みで
「つべこべ言わずに僕に着いてきてくださーいっ!!!ほらほら、みんなちゃんと前を見ないと転びますよ〜っ!!!」
そう言った、リオの目の前には雨水でできた大きな大きな水溜まりが広がっている。
……!!!こ、こいつっ!!
「ちょ……!!バカ!!前!!前!!前を見るのはお前だーっ!!!」
リオの手を引っ張り返そうとするが、ものすごい勢いで走っていたこいつの体はビクともしない。
本気で……やばいっ!!!!
俺の声に、慌てて前を見るリオは顔を真っ青にさせていた。
「へっ……あっ、や!やばいっ!!」



