婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


お屋敷に到着すると…



「いやっほぉおおぉ〜い!!!」



とても気持ちのいい午後の昼下がりだと言うのに、ロゼッタ侯爵邸の綺麗な庭園からは、なんともおかしな声が聞こえてくるんです。



気になった私は、そっと覗くと…



そこには、本当にこの子が?と思うほどの美少女が、三階の窓から飛び降りて……、ぶら下がっていたのです。



その姿にあまりにもびっくりした私は、唖然としてしまい声が出ませんでした……。



ふんわりとした淡いピンクの髪に
くりくりの澄んだ空色の瞳
透き通るほどの白い肌に華奢な体
お人形のような可愛いらしい見た目で…



そう……


腰紐をつけ逆さ吊りになり、ぶらぶらとぶら下がっているのです…。