「……それを受けるっていうのが考えているって事なの?兄上の言ってることなんて俺にはこれっぽっちも分かんないよっ!!!悪かったな!!まだ子供で!!」
すると、ドタバタと走ってくる足音が聞こえてきて
まずいっ!と思った時には遅くて、扉が勢いよく開いてしまった。
すると……開いた扉から出てくる涙目のレオ様と目が合ってしまった。
「レ、レオ様?!」
「……っ!!!」
声をかけると、レオ様は私の顔を見ると目を見開き、すぐに視線をそらすと、悲しそうな悔しそうなそんな顔をして廊下の奥へと走り去ってしまった。
「……レオ様……?」
唖然とその後ろ姿を見送りつつ、執務室を覗き込む。
レオ様のことを聞こうと思ったけれど、ギル様も机の上で、頭を抱え何かを悩んでいるようだ。
「……ギ、ギル様?」
控えめに声をかける私にギル様はハッとした顔をして私を見つめる。
「あ……あの……ごめんなさい。なんか喧嘩しているのが聞こえてしまって……。あの……何かあったんですか?」
私の質問に、ギル様は気まずそうな顔をすると私から視線を逸らしてしまった。
えぇ……なになに……なんなの?



