婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


あぶないあぶない……夜中にきてたらカツラ被ってないし大変なことになるとこだった……



ギル様はゆっくりと部屋に入ってくると抱えてた荷物を机の上に置いた。



何を持ってるんだろう……?



ギル様は机の上の荷物を一つずつ手に取ると予想外なことを言い出した。



「公務の合間に、このお守りは病人にいいと聞いてな……買ってきた。お前にやる」


「……へっ?」


「あとこれは、お前のことだ、部屋にいても暇だろうと思ってな

花があれば元気になるだろう。庭師にどれがいいか聞いて選んでもらった」



そう言って部屋の花瓶に色とりどりの花を飾ってくれた。



「あと、これはサシェだ。体調悪いと悪夢を見るといけないからな、これを枕元に置いて寝ると安眠できるらしいぞ」


「えっ……あ、ありがとうございます……」