婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



あの穏やかなご飯時間から数日が経った。


ロキさんはあの日から毎日食べやすくて美味しいスープやお粥を作っては部屋に運んでくれた。



今日も部屋に入ってくると、淡いアメジストの髪の毛を揺らしながら私のベッドの脇に座る。



「すっかり体調はよさそうだね?今日は野菜たっぷりのスープだよ」


「ふふっ今日もありがとうございます!とても美味しくてすっかり元気になりましたよ」


「それならよかった。君の美味しそうに食べる顔をずっと見ていたいからねぇ」



相変わらず色気たっぷりに笑うロキさんと楽しくお話をしながらご飯を食べる。


こんなにロキさんとたくさん話をすることはなかったけれど、こうやって毎日約束を守ってご飯を運んでくれてとてもいい人だっ!