そんなことを考えながら、リオ様の部屋に着くと中に入る。
その瞬間……私は自分の目を疑った。
「ロキ様、お呼びでしょうか?……って、あれ?……ここはリオ様の部屋じゃ……
か、彼女はどなたでしょうか……?」
そこには、相変わらず今日も美しい顔をして色気たっぷりのロキ様と、ベッドの上には淡いピンクの髪をしたとても可憐な美少女が苦しそうに眠っていた。
驚いている私に、ロキ様は他のメイドたちなら鼻血を出してしまいそうな笑顔で、人差し指を唇に当てる。
「ミア……静かに……。これはリオくんの本当の姿だよ。他のみんなには絶対に言ってはいけないよ?ね?」
この可憐な美少女が……リオ様?!
いつも元気いっぱいで走り回るリオ様は、ミーハーなメイドたちの間では「リオくん可愛い!」と、とても人気がある。
とりあえず顔が良ければうちのメイドたちの面食いセンサーに引っかかるのだ。
たしかに……他のメイドにはとてもだけどこんな事、言えないわね……。



