そして、いつもと違う表情をしたレオ様がキラキラとした目で、屋敷の光景を見つめながら私に言った。
「俺の兄上はすごいだろ?」
「ふふっ……本当に凄いですね」
「だろ?俺も将来は兄上のようになりたいんだっ!!困ってる人たちの話をちゃんと聞いて、兄上みたいに、誰にでも全力で手を差し伸べてあげれるようなそんな奴に俺もなりたいっ!!」
横で笑うレオ様は、いつもよりとてもキラキラと輝いた目をしていて、すごく素敵な笑顔を浮かべていた。
「ギル様はみんなから凄く好かれているんですね」
「当たり前だろ?俺の兄上だぞ?」
そう言ってキラキラと笑うレオ様の笑顔が脳裏から離れなかった。
──ここ数日でいろんな光景を目にした私は、自分の勘違いに酷く反省した。
そして、今までの謝罪の気持ちを込めて拳を握って決意する。
「ギル様っ!待っていてくださいねっ!!僕が絶対に元気にしてみせますっ!!」
そう誓った私は、数日間に渡って眠るギル様の横からひとときも離れることなく、必死に看病を続けたのだった。



