婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


私たちの横で、お医者様は眠るギル様を丁寧に診察していた。


そして、暫くすると全ての診察が終わったのか私たちに声をかけてくる。


「日頃から多忙なようで、とても疲労が蓄積しておられますね。免疫が落ちてる時に雨に打たれて熱が出たのでしょう。

とても疲れているようだから、滋養にいいものと、一時は安静にさせるようにお願いします」


特に大きな病ではないと聞き、安心した。


お医者様にアル様とお礼を言うと、アル様は私に振り返る。


「じゃあ俺はお医者様を送ってくるね。リオは朝ごはんもまだだろ?ちゃんと食べるんだよ」

「はい、ありがとうございますアル様」


お礼を言うとアル様とお医者様は、部屋を出ていった。