自室に着くと、いつまでもついてくる私に振り返ったギル様は大きなため息を吐いた。
「はぁ……お前なぁ……」
何を言われても私はついて行くもんねっ!無理をする人とわかった今は、しっかり休むまで怒られてもついていってやる!!
「俺は本当にもう寝るから、部屋に戻れ」
「ちゃんと寝たのを確認したら部屋に戻りますね。僕に戻って欲しかったらさっさと寝てくださいっ!」
私はギル様の言葉を無視して、ベッドの脇の椅子にどかっと座る。
そんな私をじっと見つめるギル様は、頑なな私の態度に諦めたようにため息を吐いた。
「はぁ……わかった。好きにしろ……」
追い払う気力もないのか諦めたギル様は、ベッドにゆっくりと体を沈める。
そして、相当疲れていたのか、熱で苦しそうに呼吸をしながらもあっという間に眠りについた。
「……相当、お疲れだったんですね」
結局心配だった私は、一睡もできずに夜通しギル様の看病を続けた。



