私の声を聞きつけたのか、アル様が遠くの方で、キョロキョロと周りを見渡し私と目が合うと目を見開く。 「 リオ!大丈夫かい!?」 ただ事じゃないと気づいたアル様が、廊下の奥からすごい勢いで駆けつけてくれた。 私はギル様の下で、必死にアル様を見上げる。 「アル様!ギル様、すごく体熱くて!熱があるみたなんですっ!お、重くて…部屋に運んでもらえますか!?」 「わかった、俺が運ぶから」 アル様はそう言うと、私の上に覆いかぶさるぐったりとしたギル様の身体を、軽々と抱え上げた。 流石、騎士様だ……。