みんなで楽しくおやつを食べていたら、急に雲行きが怪しくなり、雨がぽつぽつと降ってきた。
「やばい!降ってきた!」
とレオ様の声に、私たちは慌ててお屋敷の中へと避難した。
夜になるとあんなに晴れていたお昼と違って、雨はどんどん激しさを増し土砂降りになっていった。
そんな中、玄関の方から急にバタバタと慌ただしい音が聞こえてきて、気になった私は様子を見に行くと
そこには久しぶりに見るギル様の姿があった。
だけど、その姿は髪の毛や服までぐっしょりと濡れていて、顔も仕事のせいか酷く疲れているようだった。
「わっ…た、大変っ!ギル様!大丈夫ですか!?タオルお持ちします!!」
私は急いでタオルを取りに行くと、再びギル様のもとへ駆け寄った。
「お持ちしましたよ!本当に大丈夫ですか?!」
「……ハァ……悪い」
心配で顔を覗き込むと、目にうつるギル様の顔色はとても酷かった。



