リオside
あのあと、アル様とお屋敷に戻ったら、まだ私を必死に探し回ってるレオ様を発見。
「あっ!!レオ様、みーつけたっ!!」
笑ってぶんぶんと手を振ると、怒った顔をしたレオ様が、ずんずんとこっちに向かってきた。
「おい、リオっ!!どこ行ってたんだよっ!どんだけ探したと思ってんの!」
「えへへ……ごめんなさいっ!それよりもっ!ロキさんのお菓子食べましょう!僕もうお腹すいちゃって〜っ!」
ニコッと笑い、お腹のすいてる私はレオ様の手を掴むと、庭園のテーブルに向かって走る。
「おっおま…!人の話、聞けよっ!!!」
「きーてますよぉ!可愛いレオ様は僕のことを探してくれてたんですよね?本当にありがとうございますっ!」
走りながら振り返って笑顔を向けると、レオ様はほんのり耳を赤くして文句を言いつつもちゃんとついてきてくれた。
席につき、バスケットを開けるとロキさんの作ってくれたマフィンが並んでいて、とっても美味しそうな匂いが鼻をかすめる。
なんて美味しそうな匂いなのぉ〜っ!!
「美味しそう!!いただきまぁぁーすっ!!」
「はぁ……なんかお前に怒ってんのバカらしくなってきた……」
遅れて後ろから涼しい顔でついてきたアル様が、レオ様の肩にぽんっと手を置いた。
「リオには何言っても無駄だよ、レオ」
「はぁ……。だな」
アル様は私を見て、いつもより楽しそうに笑っていた。



