婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


そして、アル様はすごく驚いた顔をして私の胸元を見ているようだった。


「…………え?」


嫌な予感がして、私は自分の胸元へと視線を落とす。


ひぃっ!?こ、これは……や……やばい…………っ


大量の水を吸って、肌にぴたりと張り付いた真っ白なシャツ。


その下で、水を吸って完全に透けてしまっているサラシ。サラシの下で不自然に膨らんでいるのが丸わかりの私の身体。


「あっ……あの……!!こ、これは……っ!!」


私はやばいやばい!と慌てて、透けた胸元を頭の上にあった両手で隠した。


そして少しでも胸元を隠すように、ざぶんっ!と川の中に勢いよく身体を沈めた。