婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



「だから、いい場所に連れてってやるって言ってるだろ。近くにすごく綺麗な川があるんだよ。一緒に行かないか?」


「川遊び!?早く言ってくださいよぉ〜!!絶対行きますっっ!!」


現金な私はとても魅力的な話に、屍のようになっていたのが嘘のように、ウキウキと飛び起きた。


冷たいお水に飛び込めれば、この暑さも一気に吹き飛ぶはず!!!はぁぁ!楽しみぃ!!!


そうと決まれば……準備よっ!!!



「おや、楽しそうな計画だね。俺も一緒に行くよ」

「……げっ」



いつから話を聞いていたのか、空いた部屋の扉からニコリと笑顔を浮かべたアル様が現れた。