俺の手を楽しそうに引っ張る姿に、呆れを通り越してしまった俺は完全にこの子の規格外なペースに呑まれた。
そして……連れてこられたのは、昨日俺がレオとリオを見つけて説教をした花畑を見渡せる場所にある芝生だった。
手をぐいぐいと引っ張られたレオと俺はその芝生に座る。
何が始まるのかと見つめていれば
「さぁっ!アル様、これ僕が作ったんですよ!料理長のロキさんに手伝ってもらって、すっごく美味しくできたんです。温かいうちに食べてください!」
……は?……意味がわからない。
リオは敷物の上にバスケットを置くと、自信満々にキラキラの笑顔で俺の好きなミートパイを俺に差し出してきた。
俺は目を細め、少し混乱しながら差し出されたそれを疑わしげに見つめる。
「……君が作った?毒でも仕込んであるんじゃないだろうね?」
俺はリオを見ると優しい口調のまま、笑顔で警戒をする。



