婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


アルside


ギルが屋敷を数日あける今日、側近騎士として着いて行く予定だったが……リオを頼むとわけのわからない理由で俺は今日は屋敷に残る。


あんな子の為に何を考えているんだろうか……ギルもレオも甘すぎないか?


ギル自信剣の腕も一流だから自分の身は自分で守れるだろうけど……何度考えても腑に落ちない。


一人廊下を歩いていると後方からバタバタと騒がしい足音が聞こえてくる。
すると……予想もしなかったことが起きた。


「アル様、見ーつけたっ!!!」

「……は?」

「いいからいいからっ!ちょっとついてきてください!」


背後から突如降ってきた脳天気な声に、俺は一瞬耳を疑った。