そんな今日も私には大事なミッションがあるというのに、ロキさんは私で遊ぶようにさらに顔を近づけて、耳元で色気のある声を響かせる。
「……女の子みたいで食べちゃいたいなぁ」
色気たっぷりに私を見ると涙ボクロのある目を緩ませる。
「……な、何言ってるんですかっ!ぼ、僕は食べ物じゃないですっ!!!」
「ふふっ、女の子ってのは否定しないの?」
やっぱりこの人、女って気づいてる?!
あたふたと焦る私を見てロキさんは、すべてを見透かしてるような瞳を細めてクスクスと笑う。
「ど、どう見ても僕は、お、男ですっ!!」
「くすっ、本当に面白いねぇー……、ところで、慌ててたけど今日は一体どうしたの?」
クスクスと笑うけれど、一番嫌な話題からは離れてくれたロキさん。
この様子じゃ、なんとかバレてないみたい……よかったぁぁぁ。
と胸の中で安堵すると、さっそく本題を切り出した。



