婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】



ぐっすりと眠り翌朝を迎えた。


───翌朝。



私は欠伸をしながらも、むくっと起き上がると今日もカツラと執事服を装着して、男装執事リオになる。



そして、ギル様の執務室へと向かっている途中で、部屋の前ですれ違った使用人に

「公爵様は今朝早くから、急な公務で数日間お屋敷を空けられるそうだよ」

と告げられた。



えぇ……ギル様いないんだ……。
普通お屋敷開けるって私に、直接言わない?
私だって専属執事なのに……。


でもまぁ……昨日の今日でギル様と顔を合わせるのは、正直気まずかったので少しだけホッとしたけどね……。



気持ちを切り替えるために、手を伸ばしてうーんと伸びをする。



「よしっ!ギル様がいないなら遊び放題ってことだし、今日はなにしようかなぁー…」



自由の身ということで、これから何をしようかと、長く広い廊下を一人歩いていると。